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独立行政法人 製品評価技術基盤機構 蓄電池評価センターに
大型蓄電池システムの性能や安全性を評価する装置を納入

2016年10月3日

エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田雅昭)は、独立行政法人 製品評価技術基盤機構 蓄電池評価センター(以下NLAB)に、大型蓄電池システムの性能や安全性を評価する装置を納入しました。

大型蓄電池システムは、自然災害時の非常用設備や、発展途上国における電力確保のためのシステムとしても注目されており、国内外で需要が拡大しています。一方、国内には大型蓄電池システムの評価試験を安全に実施できる施設がないことや、評価方法が未確立であることなどが課題となっていました。NLABは、2016年5月、このような課題を解決するために日本で初めて開設された施設です。当社は同施設に、「充放電試験用の恒温恒湿室」と「外部短絡試験装置」を納入しました。

当社の「充放電試験用の恒温恒湿室」は、蓄電池の使用環境を想定した幅広い温湿度環境下で充電・放電を繰り返すことにより、蓄電池の劣化を確認するものです。万が一の発火や破裂に備え、放圧ベントやガスセンサーなどを装備しており安全に試験が行えます。また、電池は充電や放電によって電池そのものに熱が発生しますが、この発熱負荷に対しても精密に温湿度環境を制御し、より正確な試験結果を得ることができます。

「外部短絡試験装置」は、蓄電池が短絡(ショート)した場合に発火や破裂しないことを確認するものです。どちらの装置も、JIS(日本工業規格)やUL(米国の電気製品に関する安全規格)など各種国際標準に適合した試験を行うことができます。

また、当社は世界初の「バッテリー安全認証センター」を開設し、車載用蓄電池の分野に向けた取り組みを強化しており、NLABとの協業によりさらなるサービス向上を目指してまいります。

※エスペック株式会社 「バッテリー安全認証センター」

車載用蓄電池の国連規則に定められた評価・安全性試験の実施から認証申請までをワンストップで行える世界初の試験所です。

https://www.espec.co.jp/products/trustee/testcenter/battery.html

(参考)

独立行政法人 製品評価技術基盤機構 蓄電池評価センター(NLAB)

http://www.nite.go.jp/gcet/nlab/index.html

写真:充放電試験用の恒温恒湿室充放電試験用の恒温恒湿室

写真:外部短絡試験装置外部短絡試験装置

本リリースに関するお問い合わせ

コーポレートコミュニケーション部 IR・広報担当

TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 E-MAIL:ir-div@espec.jp