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産総研 福島再生可能エネルギー研究所 スマートシステム研究棟に
太陽光発電向け大型パワーコンディショナー評価用「大型恒温恒湿室」を納入

2016年10月3日

エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田雅昭)は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所 スマートシステム研究棟に太陽光発電向け大型パワーコンディショナー評価用の「大型恒温恒湿室」を納入しました。

再生可能エネルギーとして、太陽光発電は地球温暖化の防止や発展途上国における電力確保に向け、早期の普及が期待されています。近年、太陽光発電は大型化の傾向にあり、太陽光発電の電力を安定かつ効率的に利用するために不可欠なパワーコンディショナーもメガワット級へと大型化しています。太陽光発電の普及拡大には、炎天下や落雷、積雪など厳しい屋外環境にさらされる大型パワーコンディショナーの信頼性・耐久性・安全性の確保が求められています。このような課題の解決に向けて大型パワーコンディショナーの先端的研究と試験評価を行う「産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所 スマートシステム研究棟」が今年4月に開設され、当社は「大型恒温恒湿室」を納入しました。

当社の「大型恒温恒湿室」は、砂漠地、高温湿潤地、極寒地などの世界各国の気象環境を再現でき、大型パワーコンディショナーが設置される環境下での試験が可能です。独自の冷凍制御システムの搭載により、天井高4.6mもの大空間においても正確かつ均一に温湿度環境を制御でき、IECなどの国際標準に基づく試験が可能です。

今後も当社は、このような太陽光発電等の再生可能エネルギーの普及に向けた先端技術開発に役立つ製品を提供することで、低炭素社会の実現に貢献してまいります。

製品概要

写真大型恒温恒湿室 試験風景大型恒温恒湿室 試験風景

  • 温度範囲 -40~+85℃、
    温湿度範囲30~95%(at +20~+75℃)での温湿度制御が可能
  • 大型な試験室
    (試験槽内法W12500×H4600×D5500mm)
  • 大型パワーコンディショナーの発熱負荷
    (約100kW)にも対応
  • 床耐荷重対策(約21トン)を施し、輸送時を想定したコンテナ収納状態での試験が可能
  • 国際標準(IEEE1547.1、UL1741、IEC62093、JET耐周囲環境試験 ※屋内向け)に適合

(参考)

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所
スマートシステム研究棟

https://www.aist.go.jp/fukushima/ja/outline/smart_system/index.html

本リリースに関するお問い合わせ

コーポレートコミュニケーション部 IR・広報担当

TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 E-MAIL:ir-div@espec.jp