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【新製品】国際基準に適合
医薬品向け安定性試験装置を9機種ラインナップ

2014年5月26日

エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石田 雅昭)は、2014年5月26日に、国際基準に適合した新しい安定性試験器/試験室を発売いたします。

既存の安定性試験器をモデルチェンジするとともに、より厳しい試験条件をクリアしたハイグレードタイプを追加いたします。さらに部屋タイプの試験室を新たに発売。性能やサイズ(容量)に応じて、合計9機種をラインナップいたします。

医薬品の研究開発や品質管理では、医薬品の製造から使用期限までの保管期間に品質が変化しないことを確認するため、「安定性試験」という長期間の温湿度試験が行われています。

「安定性試験」は、GMPとよばれる医薬品の製造・品質管理に関する国際基準で定められており、近年、試験の厳格化が世界各国で進んでいます。日本でも、医薬品業界のグローバル化を進めるため、昨年8月に厚生労働省から改正GMP省令が通知され、原材料での試験も求めるなど、より厳しい基準が盛り込まれました。また、日本政府は後発医薬品(ジェネリック医薬品)の普及を推し進めており、ジェネリック医薬品の品質向上が課題の一つとなっています。

これら試験の厳格化やジェネリック医薬品の普及を背景に、安定性試験の需要が拡大しています。今回ラインナップした当社の安定性試験器/試験室は、国際基準に基づき厚生労働省が定めた試験条件を満たしており、精度の高い試験を行うことが可能です。さらに、ハイグレードタイプと部屋タイプは、より厳しい条件をクリアしており、これら充実した製品ラインナップでお客さまのご要望にお応えしてまいります。

写真:安定性試験器安定性試験器

写真:安定性試験室安定性試験室

新製品の特長

業界初 厳しい試験条件「±1℃/±5%rh」をクリア

ハイグレードタイプと部屋タイプは、厚生労働省が定める最も厳しい条件をクリアしています。

※世界基準として推奨されている「±2℃/±5%rh」(設定温度に対してふれ幅が±2℃以内であること、設定湿度に対して±5%rhであること)には、全機種対応しています。

業界初 ハイグレードタイプは、「真空断熱」を採用

真空断熱の使用により外囲温度の影響を低減。試験器内の温湿度分布を均一に維持し、「±1℃/±5%rh」をクリアしました。

業界初 部屋タイプは、「エリア温湿度制御」を採用(特許出願中)

従来の温湿度制御用センサーに加え、試験室内にも温度センサーを設置し、より精度の高い温湿度制御を実現できる新方式「エリア温湿度制御」を採用。これにより「±1℃/±5%rh」をクリアしました。

業界初 大容量機種でもAC100V電源に対応(特許第2928162号)

通常、200V電源で運転する安定性試験器ですが、当社の安定性試験器(3機種)では、独自の技術により100Vの一般電源コンセントで運転可能なため、設置場所を選びません。

関連ホームページ

本リリースに関するお問い合わせ

コーポレートコミュニケーション部 IR・広報担当 大川 奈津子

TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 E-MAIL:ir-div@espec.jp