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環境経営の推進

環境基本方針

エスペック環境基本方針

私たちは、環境宣言「エスペックは、かけがえのないこの地球を決して傷つけない。単に環境に負荷をかけず、素晴らしいサービスを提供するか、という範囲にとどまってはならない。いかに環境に役に立つか、という視点こそエスペックたるゆえんである」に基づき、真摯に環境保護・保全・改善に取組んでいます。
1996年4月に、全社環境基本方針を定め、以降世の中の動向、ステークホルダーのみなさまからの要請、自社の活動実績を踏まえ、改定を重ねています。

環境宣言

エスペックは、かけがえのないこの地球を決して傷つけない。
単に環境に負荷をかけず、素晴らしいサービスを提供するか、という範囲にとどまってはならない。
いかに環境に役に立つか、という視点こそエスペックたるゆえんである。

基本理念

エスペックは、環境保護・保全・改善が企業経営の最重要課題のひとつであることを認識します。よって、エスペックは、以下の方針に基づき、気候変動対策、資源循環の促進、生物多様性の保全ならびに環境への汚染防止に努めるとともに、環境マネジメント活動、製品・サービスの継続的改善を図ります。そして、環境試験装置、電子デバイス装置およびエナジーデバイス装置などの製造、販売、メンテナンス、及び受託試験の提供で、グリーンテクノロジーなどを開発されているお客さまに貢献することで持続可能な社会の実現に寄与します。また、植物を用いたビジネスの提供により生物多様性豊かな社会への貢献を目指します。

基本方針

  1. 持続可能な社会への貢献を目指し、技術開発、製品及びサービスの開発を行い、お客さまに提供します。
  2. 設計・製造・販売・メンテナンス・事務活動における環境負荷低減によって、気候変動対策に取り組みます。
  3. 企業活動にて発生する排出物と製品の3R(リデュース・リユース・リサイクル)によって、循環型社会の実現に寄与します。
  4. 事業活動・製品・サービスの有害物質の管理やグリーン調達によって、環境への汚染防止に努めます。
  5. 持続可能な社会の実現のために、生物多様性に取り組むお客さまへ製品・サービスの提供を行うとともに、環境のことを考え・行動する人づくりの実践に取り組みます。
  6. 環境関連法規制ならびに組織が同意したその他の要求事項などの遵守はもとより、必要に応じて自主基準を設定し、環境リスクマネジメントに取り組みます。

これらを実現するために、技術的・経済的に可能な範囲で環境目的・環境目標を設定し活動するとともに、環境マネジメントシステムを定期的に見直します。

―この環境方針は組織で働く全ての人に周知するとともに、社外に公表します―

2023年4月1日

代表取締役
執行役員社長 荒田 知

環境ガバナンス

環境経営推進体制

1996年度から全社環境管理委員会を設置しています。委員長には社長、副委員長には環境管理担当役員が就任し、全社共通の目標管理、各種案件の審議などを行っています。ここでの決定が、各会社、事業所、事業部に展開され、活動が推進されます。また、全社環境管理委員会で議論された重要な施策・方針は取締役会に四半期ごとに報告を行っています。

環境経営推進体制

ISO14001の認証取得

私たちは、1996年の「環境管理」導入後、事業所単位での環境マネジメント活動と、ISO14001認証取得を積み重ね、継続して環境ガバナンスの強化を図ってきました。2017年度には、エスペックテストシステム、エスペック九州(現 エスペックアシスト)、エスペックミックの国内グループ3社を含めた総合認証を取得しました。2021年度にはエスペックサーマルテックシステム、エスペックマニュファクチュアリングサービスを新たに加え、国内グループ会社5社を含めた統合認証を取得しました。また、海外グループ会社2社も認証を取得しています。

■ISO14001の審査登録状況
社名 取得年月日
エスペックグループ(エスペック株式会社) 2018年1月26日(1996年12月26日)
上海愛斯佩克環境設備有限公司 2004年9月8日
愛斯佩克試験儀器(広東)有限公司 2016年10月13日

環境目標・計画

環境保全上のマテリアリティ(重要課題)の特定

当社は「持続可能な社会の実現のために事業で貢献する環境経営」を目指しており、この考えに基づいてマテリアリティ(重要課題)を特定しています。まず、事業活動のどの段階でどれくらいの環境負荷が発生しているかを「環境影響評価」で評価・把握し、課題を抽出しています。さらに、外部・内部の課題の分析するとともに、ステークホルダーからのニーズと期待を整理しています。その結果抽出された課題と、長期ビジョン「ESPEC Vision 2025」との整合を図り、環境保全上の重要課題を環境中期計画に落とし込んでいます。

2030年度 温室効果ガス排出量削減目標

私たちは2030年度までの温室効果ガス排出量削減目標を以下のとおり設定しました。

この目標は、国際的なSBTイニシアチブより「SBT(Science Based Targets)」の認定を取得しています。

※パリ協定の目標達成に向け、企業に対して科学的な根拠に基づいた温室効果ガス排出量の削減目標の設定を推進している国際的なイニシアチブ。環境情報の開示に関するNGOであるCDP、UNGC(国連グローバル・コンパクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)が共同で運営。

SBT(Science Based Targets) ロゴマーク

2030年度 温室効果ガス排出量削減目標

  • SCOPE 1+2(自社排出):60%削減(2019年度比)
  • SCOPE 3(間接排出):30%削減(2019年度比)

第7次環境中期計画の実績報告(2018~2021年度)

第7次環境中期計画では「持続可能な社会に貢献する製品・サービスの提供」「気候変動対策」「資源循環」「化学物質管理」「生物多様性保全・環境人材育成」の5つのテーマで目標を掲げ、低炭素技術開発分野への製品・サービスの提供や環境配慮型製品の開発・提供、CO2排出量の削減などに取り組みました。

主な実績

  • 低GWP冷媒搭載装置の発売 222機種
  • 省エネと再生可能エネルギーの積極的な導入により、国内事業所におけるCO2排出量(SCOPE 1+2)を86%削減(2018年度比)
  • 国内全ての事業所において、再生可能エネルギー100%に切り替え完了(一部の賃貸借物件は除く)
  • 製造およびグローバル調達の拡大に伴う排出物の増加を27%抑制(2017年度比)
  • グローバル市場向け製品のRoHS対応を実施
  • 環境保全事業により生物多様性保全を推進
    企業向け事業所敷地・保有林でのコンサルタント・施工・メンテナンスでの受注獲得
  • 環境教育や地域協働保全活動などの各種イベントの開催

第8次環境中期計画(計画実施期間:2022~2025年度)

第8次環境中期計画では、特に「地球温暖化対策」と「生物多様性保全」を重点テーマに掲げ、取り組みを強化しています。主な取り組みとしては、製品における低GWP(地球温暖化係数)冷媒への置き換え、省エネなど環境配慮型製品の開発を進めていきます。また、環境保全事業や兵庫県三田市の「エスペック50年の森」づくりを通じて、生物多様性保全活動をさらに推進していきます。

第8次環境中期計画の表

2025年度 主な環境目標

  • 温室効果ガス排出量(2019年度比) SCOPE1+2(自社排出) 55%削減、SCOPE3(間接排出) 10%削減
  • エスペックミック植樹本数50,000本、CO2固定貢献95t(累計)
  • 兵庫県三田市「法人の森」運営による生物多様性保全活動
■温室効果ガス排出量 SCOPE 1+2(自社排出) 削減目標

温室効果ガス排出量 SCOPE 1+2(自社排出) 削減目標の表

■温室効果ガス排出量 SCOPE 3(間接排出) 削減目標

温室効果ガス排出量 SCOPE 3(間接排出) 削減目標の表

<主な施策>

SCOPE 1に対する施策

SCOPE 2に対する施策

SCOPE 3に対する施策

環境人材育成

環境教育体系の再構築

環境中期計画の浸透と、環境のために自ら考え、行動する人材育成を目的として、部門や職種、職責に応じた教育体系の再構築に取り組み、2022年度に完了しました。

社員へのインセンティブ

●環境功労表彰

環境経営や製品の環境パフォーマンスに功績を残した組織や個人(取引先さまを含む)を年1回の全社環境大会で表彰しています。

●環境社会検定試験(eco検定)資格の取得奨励

幅広い知識を持って環境問題に取り組む人づくりを目的としてeco検定の取得を奨励しています。
管理職の合格率は100%、正社員84%です。(2023年3月末現在)2019年度からはエコユニットとして登録しています。

eco検定 ロゴマーク